【体験談】「療育の時間が短い」と感じたら読む記事 理由と家庭でできる工夫

はじめに:「療育、これで足りる?!」
「うちの子、療育の時間がこんなに短くて大丈夫なの?」
私も最初は、他の子が5時間など長時間通っているのを見て、不安になりました。
ですが、時間が短いからこそのメリットや、
家庭で補える工夫もあると知って気持ちが楽になったんです。
この記事では、療育時間が短い理由や効果、家庭でできるサポート方法を、
実体験をもとにお伝えします。
こんにちは。発達がゆっくりな子どもを育てている40代主婦のハルコです。
わが家の子どもも数年前から療育に通っていますが、最初は「えっ、これだけ?」と不安になることがよくありました。
療育の時間が短いと、「本当にこれで効果があるの?」「もっと長時間したら、もっと伸びるのでは?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方に向けて、以下の内容をお伝えします。
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療育の時間が短い理由とは?
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短くても意味があると言える理由
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家庭でできるサポートの工夫
すべて、わが家の実体験をもとにお話しします。
同じように悩む保護者の方の気持ちが、少しでも軽くなれば嬉しいです。
※本記事は当時の育児記録や経験をもとに書いています。同じような悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。あくまで一個人の体験談ですので、ご注意ください。お子さんによって状況は異なりますので、専門家への相談もご検討ください。
療育の時間が短い理由とは?

療育の個別の時間は、一般的に「1回30分〜60分、週1〜2回程度」です。
「それだけでいいの?」「短すぎない?」と感じる保護者も多いと思います。
でも、療育の時間が短いのには、きちんとした理由があります。

主な理由はこの3つ
①子どもの集中力が長時間もたないため
特に未就学児や小学校低学年の子にとって、長時間の支援は逆効果になることがあり ます。わが子も個別のお部屋に行くことさえ嫌がることもありました。
②ピンポイントの支援を重視しているため
限られた時間でも、目的をしぼって効率的に支援が行われています。
③他の療育や訓練と併用しているため
言語訓練や作業療法(OT)などと組み合わせ、全体のバランスを取っているケースもあります。
時間が短いのは「内容が薄い」のではなく、「集中できる時間内で最大の効果を出す」ための工夫なのです。
我が子の療育体験|「短い」と感じたけれど…

わが子が通っていた療育施設は、未就学児向けの通所型で。午前中に週3回通っていました。
でも、その中で個別の訓練はたった30分ほど。
子どもの様子を見ながら、調子が良さそうなタイミングで、別室に移動して個別支援が行われていました。
最初は「えっ?それだけで終わり?」「もっとやってほしい…」と驚き、不安になることもありました。
でも通い続けていくうちに、その30分に子どもに合わせた丁寧な支援が詰まっていることが分かってきました。
子どものペースに寄り添って、無理のない支援をしてくれる環境は、とてもありがたいものでした。
時間が短くても意味はあるの?
「30分で何ができるの?」
そう思ってしまうのは当然です。
でも、質の高い療育は時間の長さに左右されません。
短時間でも効果が出る理由
①毎回の支援に目的があり、内容が具体的
遊びの中にも「ねらい」があり、無駄がありません。
②家庭や保育園・学校との連携がある
療育中だけでなく、日常生活にもつながる支援がされます。
わが子はお箸の練習をしていました。家庭でも先生のおすすめのお箸を使って練習してました。
③子どもが疲れすぎず、前向きに取り組める
長時間だと飽きてしまうこともありますが、短時間なら集中力が続きます。
そうは言っても、未就学児。集中力が切れてしまって、途中で切り上げたり、頃合いをみてもう一度個別支援に入ることもありました。
実際にわが子も、30分の個別支援を続けるなかで、少しずつ「できること」が増えていきました。
最初は遊んでいるようにしか見えなかった活動も、実はたくさんの工夫がつまっていたのです。
療育の時間が足りないと感じたら家庭でできること

「もっと何かできることはないかな?」と感じたとき、家庭でも無理なく取り入れられるサポートがあります。
家庭でおすすめのサポート例
①視覚支援を使う(予定表・順番カードなど)
目に見える情報は、子どもにとって分かりやすく、安心感につながります。
②1日1分だけ「ことば遊び」や「やりとり遊び」をする
日常会話の中で「やりとり」を意識するだけでも十分です。
いつもはお風呂で100まで数えるところを、「連想ゲーム」にすることもありました。
③支援者と連携し、家庭での関わり方を相談する
家庭でどうサポートすればよいか、具体的なアドバイスをもらいましょう。
我が家もおすすめの時計やお箸など、さまざまなものを教えてもらいました!
わが家では、療育で行っていた「ジェンガ」を、家でも遊びとして取り入れました。
子どもにとって馴染みのある活動だったので、抵抗感なく楽しみながら取り組めていました。
無理をしすぎず、でも一歩ずつ
「もっと頑張らなきゃ」「このままで本当に大丈夫?」
そう感じること、きっと誰にでもあると思います。
でも、療育は短距離走ではなくマラソンのようなもの。
焦らず、無理せず、でも継続することが何よりも大切です。
たとえ30分でも、積み重ねた「できた!」の経験は、子どもにとって大きな自信になります。
おわりに
療育の時間が短いと、不安になることもありますよね。
でも、短い時間だからこそ「できること・意味があること」もたくさんあります。
「足りない」と感じたときは、まず今ある時間の意味を見つめてみる。
そして、家庭でできることを少しずつ取り入れてみる。
その積み重ねが、きっと大きな力になります。
あなたとお子さんのペースで、一歩ずつ進んでいけますように。