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こんにちは。管理人のハルコです。
関西で、小学生と中学生、3人の子どもを育てている母です
我が家の末っ子は小学生。
今も言葉の発達が遅く、病院と放課後等デイサービスに通っています。
小学生になった今振り返る、体験記です。
※本記事は当時の育児記録や経験をもとに書いています。同じような悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。あくまで一個人の体験談ですので、ご注意ください。お子さんによって状況は異なりますので、専門家への相談もご検討ください。
言葉が遅いのに大丈夫?
1歳半健診で“様子見”された我が子の発達不安とその後
1歳半健診、うちの子はこうして受けた
延期になっていた健診、1歳9ヶ月で受診
我が家の末っ子は、本来なら1歳6ヶ月で受けるはずだった健診が、コロナの影響で延期に。
実際に受診できたのは1歳9ヶ月ごろでした。
ちょうど「まだ言葉が出ないなぁ…」と感じていた時期だったので、健診前はかなりソワソワしていました。
健診の流れと当日の雰囲気
健診の案内は、生年月日順に来所時間が指定されており、以前のように長時間待つ必要がなくなっていました。
当日の流れは以下のとおりです。
1.歯科健診
2.小児科医による身体測定(身長・体重)と診察
3.保健師さんによる問診票チェックと面談(毎年ここで1時間近く待ちます)
比較的スムーズに進みましたが、いよいよ「言葉のチェック」があると思うと緊張感が増していました。
気になっていたのは「言葉の遅れ」
問診票はほぼ✖️、それでも“個人差”扱い
健診前に記入した問診票は、主に「できる・できない」を○✖️で答える形式。
言葉の項目については、正直にほとんど✖️で提出しました。
- 単語はまだ出ていない
- 指差しも少ない
- 名前を呼んでも反応が薄い
……こういった内容です。
「絶対に引っかかるだろうな」と思っていたのですが、保健師さんからは「このくらいならまだ個人差の範囲内ですね」と言われて終わってしまいました。
正直、拍子抜けしたと同時に、「本当に大丈夫なの?」と疑問が残りました。
言葉だけじゃない、体重・身長もチェック対象に
ちなみに、身長・体重についても引っかかってしまいました。
(入院していた時の)薬の影響で一時期は体重が順調に増えていましたが、歩き始めてからは減ってしまい、成長曲線のギリギリ。
こちらは「1ヶ月後に再チェックしましょう」と言われましたが、言葉の遅れについては再チェックの話もなく、「様子見で」とだけ。
この対応に、私の中でモヤモヤが残りました。
“様子見”で終わった健診、その後どうした?
違和感を感じて、個別相談へ
どうしても気持ちが落ち着かなかった私は、健診後に思い切って別の保健師さんに不安を訴えました。
すると、「発育に不安のある子の集まりがあるので、参加してみませんか?」と言われました。
後日、区役所の担当者の方から詳細を伝える連絡がありました。。
自分から聞いてよかった、と思いました。
面談で受けた“無言の圧力”と心のモヤモヤ
「発達に不安なことがある子の集まり」に参加する前に、まずは個別面談がありました。
場所は区役所の別館にある、子育て支援センターのようなスペース。
おもちゃもあり、一見すると和やかな雰囲気ですが、実際には相談会専用に貸し切られていて、子育て支援センターとしての機能はありません。
面談では、職員の方が私の育児の様子を観察しながら話を聞いてくれました。
(区役所に行ったときから、私が子供にどう接するかを観察していたようです)
しかし、返ってきた言葉はショックなものでした。
「お母さんの関わり方が原因かもしれません」
「もっと子どもが自分で言葉を出すまで待ってください」
「お母さんが先回りして手を出しすぎているのでは?」
はっきりそう言われたわけではありませんが、私はそう受け取りました。
最後に言われたのは「お母さんの対応を変えてみて、それでも言葉が出なければまた半年後に見せてください」というものでした。
結局、専門家の支援を自分で探すことに
“また様子見”という言葉に、正直もう限界だと感じました。
健診でも、相談会でも、結局「もう少し待ってみて」としか言われなかったからです。
でも、病院の先生や園庭開放などでよく遊びに行く保育所の先生は「少しゆっくりだね」と言っていたし、私は「動いたほうがいい」と思いました。
それから、自分で療育施設や発達相談窓口を探しはじめました。
まとめ|「様子見」にモヤモヤしたら、動いていい
健診だけで安心しすぎず、違和感を信じよう
1歳半健診は大切な節目ですが、全てを網羅してくれるわけではありません。
“個人差”という言葉で片付けられてしまっても、「なんか違う」と感じたなら、それは大切なサインです。
親として感じる違和感は、見過ごさないで大丈夫です。
発達の悩みは「一人で抱えない」ことが大切
私は健診と相談会で少し傷ついたけれど、そこであきらめなかったことで、後に信頼できる支援とつながることができました。
「もう少し様子を見ましょう」と言われても、モヤモヤしたら動いてOK。
悩みを抱えているのはあなただけじゃありません。
ひとつの例として、私の体験が誰かの背中を押せたら嬉しいです。
こちらの記事では、1歳半健診から療育に通うまで、実際の体験をシリーズでまとめています。
📝シリーズ記事一覧(言葉が遅い子の発達と療育体験)時系列に並んでいます。
①
②
③
④
⑤